マンション大規模修繕工事:apss住まい研究所
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§「大規模修繕工事」

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HOME>       ☆見積の内容☆

 マンションの大規模修繕工事の見積は、@共通仮設工事、A直接仮設工事、B下地補修工事、C壁面仕上及び塗装工事、Dシーリング工事、E鉄部塗装工事、F防水工事、Gその他工事が主な工事となります。

 

  
1    ☆@共通仮設工事☆
 @共通仮設工事には、仮設事務所や仮設便所、資材置場、仮設電気・水道設備、等の仮設費用。

 安全対策費としてバリケードや消火器など、電線防護管や道路の安全誘導員等、安全対策に使用する費用。

 電話やコピー複合機、机椅子等の事務所備品の費用。
 工事中に発生する産業廃棄物の処理費用。
 道路使用許可取得や労働基準監督署の申請等の監督官庁届け出費用。
 工事しない部分や出来あがった部分を保護するための養生費。
 工事中の清掃や竣工前のクリーニング費。
 工事用車両の駐車場費等が主なものです。

 項目として、飛びぬけて割合の大きな費用はありませんが、仮設事務所等の費用、事務所の備品費用、安全誘導員の費用等の割合が大きくなります。 また、都会では工事用車両の駐車場費用などがふくらむ傾向です。

 
  
2    ☆A直接仮設工事☆
 A直接仮設工事には、足場の架設や解体、メッシュ養生シート、落下防止朝顔養生、マンションの出入口の養生、登り桟橋などの足場昇降設備、ウインチ等の荷物を引き揚げる設備、泥棒避けの金網フェンス、足場の安全対策用の建物に繋結する部材の取付費用など、ほとんどが足場部材と取付、撤去費用です。

 この直接仮設費用が大規模修繕工事総額の2割前後になる場合が多く、足場を設置した場合には、足場が無いと出来ない工事をまとめて行なうのが効率的であり、節約術で有効使用方法を記述している。

  
3    ☆防水工事の時期も合せることで節約☆
 B下地補修工事には、壁面の全面打診検査と不良部分のマーキングの費用。 一般ヒビ割れ補修費用、構造躯体部分ヒビ割れ補修や鉄筋露出部分補修などの重要部分の補修費用。 壁モルタルの浮や手摺の笠木部分のモルタルの浮等のエポキシ樹脂注入補修費用。 タイル部分の浮補修や張替のタイル補修費用。 補修工事の為の洗浄費用です。

 この壁補修費用は節約術でも述べましたが、予算の段階では、あくまで見込みで経験値のパーセントで見込みます。 大規模修繕工事着工後に、足場から外壁面を全面的に打診検査をして0.3mm未満のヒビ割れ、0.3mm以上のヒビ割れ、重要構造部分の0.3mm以上のヒビ割れ、モルタル部分の浮や欠損、タイル部分の浮やタイルの張替等に調査分類して、費用を出します。

 その時点で、見積費用と調査により確定した費用を清算し、新しい下地補修工事費用として現場から提出してもらい、修繕委員会や理事会で承認してもらいます。

 
  
4    ☆C壁面仕上及び塗装工事☆
 C壁面仕上及び塗装工事には、外壁の塗装、外部階段の手摺や壁、上裏の塗装費用。バルコニーの手摺や壁、上裏の塗装費用。その他共用廊下や天井の塗装をする場合の塗装費用も計上されます。

 今のマンションはタイル張や石張が多く外壁が塗装の場合が少なく、総工事費に対する割合はあまり大きな割合になりません。

  
5    ☆Dシーリング工事☆
 Dシーリング工事には、サッシュ廻りのシールや外壁の各階のジョイント部分に出来る打ち継ぎ目地のシールの撤去と打ち替え費用。 鋼製建具廻りのシール、避難ハッチ廻りのシール、手摺根元のシール、換気ガラリや換気扇廻りのシールとその他のシールがあり、其々既存シールの撤去と打ち替えの費用です。

 シーリング(シール)工事の項目も総工事費に占める割合は、あまり大きくありません。

 
  
6    ☆E鉄部塗装工事☆
 E鉄部塗装工事には、高架水槽関係や避雷針関係、住戸の玄関扉、住戸のメーターボックス、パイプスペース、管理人室や各種機械室や倉庫の扉、消火栓ボックスや連結送水管ボックス、火災報知機ボックス、駐輪場関係、駐車場関係、竪樋やドレーント関係、バルコニー隔板、手摺パイプ、外部塀やフェンス等々沢山の鋼板製の部材を含みます。

 鉄部塗装工事のトータル費用割合は総工事費に対してあまり大きくないのですが、個数や種類が多く、見落としや重複計上などが起きやすい項目と言えます。

 
  
7    ☆F防水工事☆
 F防水工事には、屋上防水、各種架台防水、笠木天端防水、外壁斜壁防水、ルーフバルコニー防水、バルコニー床防水、屋外階段や外部共用通路床防水、小庇防水等々大きな平場から細かい架台や笠木天端等まで沢山あります。

 防水工事は建物の維持管理の要とも言える特に重要な項目であり、良くチェックをする必要があります。

 
  
8    ☆Gその他工事☆
 Gその他工事は、上記@〜Fに含まれなかった部分と、特に住人からの希望があった部分をまとめて表記します。

 主なものは、竪樋関係、ベントキャップの交換、室内共用廊下の補修や塗装、同照明器具の塗装や交換、不良非常用照明の交換、外部ブロック塀コンクリート塀の塗装、ゴミ置場関係の補修等々で、足場が必要な補修工事や足場が無くても出来る補修工事まで雑多な工事が含まれます。

 このその他工事は取りやめたり、追加したりするのが容易な工事ですので、予算や要望を考慮して調整出来る項目です。

 



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