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◇AS防音マットを使った防音工事の方法◇


子供の足音対策に有効な
AS防音マットの購入

  AS防音マットによる防音工事では、部屋の壁際から敷詰めます。

  この時縁材があると便利で仕事が早く出来ます。

  ほとんどは縁材ショート:Sですが、コーナーにロング:Lが1枚必要になります。

  

  TVラックや戸棚など家具がある場合は、この様に残しておいて後で隙間を詰めていく方法と、今回とは別に、これらの家具を全てバルコニーや他の部屋に移動しておいて、強力マットを家具の下に敷く方法があります。このお宅にもありましたが、一般にインターネットやホームセンター等で販売されている、防音マットや防音カーペット類が置いてある場合があります。聞いてみると「下の階からのクレームで敷いてみたのですが、全く効果が無かった」とのことです。

  それもそのはずです、市販の防音マットや防音カーペット類でうたわれている防音効果は軽量衝撃音対策で、子供の足音のような重量衝撃音にはほとんど効果がないのです。

  さて次は扉の下や上がり框など、AS防音マットを敷けない部分の、スロープ状のテーパ材の使い方です。

  扉等の手前でAS防音マットをカットしてその先にスロープ状のテーパ材を取りつけます。


  AS防音マットは写真でも解るように、床との間にはテープや接着材等は使わずに、防音工事をすることが可能です。

  

  従って、賃貸マンションなど床を傷つけることが出来ない住まいの方にも気軽に使える防音マットなのがAS防音マットです。

  


  AS防音マットのテーパ材はジョイント出来ませんので、床に両面テープを貼り付けてその上に貼り付けます。

  

  但し、この両面テープは吸着両面テープと言い、床面には接着せずに吸着だけで、上部のテーパ材だけを接着貼りする工法ですので、床を傷つけないで施行が可能です。吸着と言うのは、つるっとしたフローリングなどには、移動しないように吸い付きますが、上に引き上げると問題なく剥がれる材料のことです。

  

  廊下のトイレの扉の前などもテーパ材で段差を解消するように仕上げます。

  


  先ほどの引戸と同じ部分ですが、AS防音マットのテーパ材の貼り付け方が分かります。但し、テーパ材の貼り付けに使う両面テープは、フローリング側に吸着材、AS防音マット側に接着材が付いた、吸着両面テープを使います。

  

  AS防音マットテーパ材のコーナーまでの完成でこんな感じです。

  

  左の扉の横に丸い形の扉キャッチがありますが、これをいじると直すのが大変ですので、ここは仕上げ材に穴を開けるだけでそのまま使えるようにします。

  

  廊下で、扉を開く部分の防音マットが扉に当たる場合は、そこまで仕上げ材のみにするか、仕上げ材もやめる場合もあります。

  


  そろそろ完成が近づいてきました。引き戸を閉めてみるとこんな感じです。

  

  半分開けるとこんな雰囲気で、扉の下は床のフローリングが見えます。

  

  こちらは居間の開き戸の先にWC扉の動く範囲(扉の軌跡)部分が手前にあり、2つの扉の軌跡範囲はフローリングが見える様にAS防音マットを敷、テーパ材を取りつけます。


  クロゼットの扉は幅の狭い開き戸か、この写真のように2舞繋がった扉が両側に開く、フォールディングドアと呼ばれる扉が多く取付られています。その扉の前は、扉の幅に合わせて、このような状態にテーパ材を取付、フローリング部分が見えるようにします。

  

  フォールディングドアを開けてみるとこんな感じになります。丁度いい寸法で扉が収まります。

  

  ほとんど防音マットを敷くのは完成に近ついてきました。玄関の上がり框から、WC扉までの廊下はこんな感じです。

  

  居間との間の引戸を閉めてみると、こんな風に閉まります。

  

  居間との間の引戸を半分開けてみたところです。

  

  同じ引戸を正面から見たら、この様な出来上がりになります。

  


  仕上げのパネルカーペット(タイルカーペット)の敷始めです。1枚当たり3本程度の絨緞(カーペット)用両面テープ(厚手)を使い、AS防音マットに貼り付けます。

  

  絨緞(カーペット)用両面テープ(厚手)の取り付けはこんな感じです。結構材料が必要になります。ここで使うのは吸着両面テープではなく、両面に同じ接着材が付いている厚手の両面テープです。

  

  玄関の上がり框前には、吸着両面テープを使います。私共で使っている東リのアタック350は裏に、フローリングに吸い付く吸着材が付いており、テーパ材以外はフローリングに何も付けなくても吸い付く様に吸着し動かなくなります。ただ、玄関の上がり框前はフローリングの面積が狭い為、補強として、吸着両面テープをつかっています。

  

  玄関部分から居間の方を見ると、防音マットの仕上がりはこんな感じになります。このAS防音マットとテーパ材の上には、絨緞(カーペット)用両面テープ(厚手)を使いますが、フローリング部分はこのままで、タイルカーペットの裏に付いている吸着材で固定されます。

  

  写真の白いマットがAS強力マットです。AS強力マットは、TVラックや戸棚、本棚などの重量が重い家具を載せる下のみに敷きます。写真の左手には仕上げ材のタイルカーペットの裏が見えますが、この裏にある白い線が吸着材です。東リのアタック350の裏面の吸着材がこれです。

  

  AS強力マットは、写真のように家具に合わせてなるべく小さめに敷きます。何故ならば、AS強力マットは重量衝撃音に対する防音効果はほとんどありません。また、費用もAS防音マットにくらべても3倍程度高いこともその理由です。重い家具の位置をハッキリと把握して場所と大きさを決め、その部分のみAS強力マットを敷いてください。

  


  窓前や部屋の角はこの様な雰囲気に仕上がります。

  

  居間のキッチン前の仕上り状況もこんな感じです。

  

  ソファーのある部分の仕上り状況です。ソファーの脚の下にはAS強力マットを入れてありますが、一般の人には場所の特定が難しい場合がありますので、その時は、一度ソファーなどを配置して1週間ほど置き、跡がタイルカーペットに付いてから、再度入れ直す方法もあります。

  

  テーパ材のスロープとソファーの脚が一緒になる部分の納まりは少し難しくなります。この様な部分は仕上げ材が綺麗に張り付かない場合もありますので、多少下地が見えたりすることも仕方ありません。

  

  クロゼットの扉部分のすぐそばにAS強力マットを敷、家具を置く場合もこの様な納まりになることがあります。仕上げはなるべく綺麗に納めるのが良いのですが、上手くゆかない場合もありますので、柔軟に対応して仕上げることも必要です。

  


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