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APSS設計事務所 菊池 です。
73・☆通気・換気は健康を促進する☆
(「スパイラルエアーシステム-2」)
読み物としても、役に立つものとしてお送りしています。
宜しくお願い申し上げます。
欠陥住宅の警告だけなら他のHPで済みます。
どの様にして欠陥になるのか、
また
どうしたら失敗せずに「住まい」を造れるか、
も掲載しています。
◇地球環境に貢献する「住まい」を考えていますか?◇
http://www.apssk.com/meru/kekanmm35.html#A
自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。
前回までのメールマガジンをお読みになりたい方は下記からどうぞ。
◇メールマガジン目次http://www.apssk.com/kekanmeru00.html◇
73・☆通気・換気は健康を促進する☆
(「スパイラルエアーシステム-2」)
☆換気が良いとカビやダニも少なくなる。☆
現在は、シックハウスのための法規が整備されたため、換気回数は0.5回/h
(1時間に室内の空気を半分換気する)以上の換気が新しい「住まい」ではは保たれているはずだ。
シックハウスのための法規の施行以前に造られた超高層25階建てのマンションで、
換気回数とダニの数と絶対湿度の関係を調べた資料がある。(室内汚染とアレルギー・井上書院1999)
下階(2〜6階)、中階(11〜14階)、上階(21〜25階)で調べたところ、換気回数は2〜14階で凡そ0.35回/h、
21〜25階で凡そ0.2回/h、絶対湿度は2〜14階で凡そ6g/?(水蒸気量)、21〜25階で凡そ8g/?、
ダニの数は2〜14階で凡そ25匹/u、21〜25階で凡そ40匹/u、との調査結果が出た。
上階特に20階以上では、風の影響だと思うが窓の開閉頻度が低く、換気回数が不足し、
湿度が高くなりダニが多かったのが調査結果だ。
ダニが多いことは、ダニの食料であるカビも多いことを暗に示している。
カビの生育可能な相対湿度範囲は、好乾性カビ65%以上、中湿性カビ80%以上、
好湿性カビ90%以上だそうで、(室内汚染とアレルギー・井上書院1999)湿度が高いとカビもダニも繁殖し易くなる。
ダニの繁殖域はカビより低く相対湿度50〜80%になるので、夏場は換気だけでなく、空調による湿度低下が必要になる。
当然カビにも空調による除湿は効果が大であり、夏場は換気だけではなく空調による除湿が有効だが、
換気は相対湿度も減る効果もあり、カビやダニの繁殖を抑えることに有効な手段なことも確かだ。
室内汚染とアレルギー(井上書院)+豊かな住まいづくり(日本建設新聞社)より
シックハウスのための法規の換気0.5回/hは、カビやダニ、細菌も考慮しての回数だと思うが、
電気が無駄とか、音がうるさいなどの家族の勝手な判断で、換気扇が消されていることも多い。
また、換気扇は常時動いている「住まい」でも、居室の空調の性能のため、部屋の扉を閉めている家族も多く、
法基準の扉の下端アンダーカット1cmでは、居室の換気は0.25回/hも確保できないことを考えれば、
換気が上手に機能していない「住まい」が多いと思う。
さらに、居間や寝室で使う防虫剤や電子蚊取り、殺虫剤、消臭剤、芳香剤、化粧品類なども増えており、
家族の使うVOC(放散性化学物質)が人体に被害を及ぼす、状況も出始めている。
室内換気量0.5回/h以上を換気するためにも、トイレや浴室の換気を24時間稼動し、
なるべく、部屋の扉は開け放しにしておくことが、健康にもよく、
湿度も下げ室内空気も清浄に保たれる過ごし方である。
省エネやエコのつもりで、換気扇のスイッチを切ったり、部屋の扉を閉め切りにするとは、
先の記述で学んだように、アメリカで起きたシックビル症候群の二の舞になりかねない。
☆我が家の換気システムを見つけて清々しい気分を味わおう。☆
マンションでレンジフードを弱で一日中回し続けたことがあるが、
外から帰ってきたときに室内の空気が清々しく感じた経験がある。
換気扇を廻さず、換気しなかった時には気が付かなかったが、空気の綺麗さを経験すると、
淀んだ空気が嫌になり、今では「住まい」の換気扇をなるべく廻すようになってしまった。
自宅で全ての換気扇を廻して数日経験してみると良い。
消臭剤や芳香剤よりずっと清々しく気分爽快になるのが請け合いだ。
ただし、音が多少煩くなるので、徐々に24時間換気する換気扇を絞込み、自分の「住まい」に合った、
換気方法を探り出す実験として、やってみることをお勧めする。
現在24時間換気扇が付いている家庭でも、扉をなるべく開け放しにし、全ての換気扇を動かしてみると、
清々しさに変化が起こることがある。
季節によっても室内の環境が変化するため、実験してみる価値がある。
吸気口や窓の開け方も同時に研究する必要がある。
換気扇に近い窓を大きく開けると、ショートサーキットと言い、窓から吸って換気扇で排気する、
部屋の一部分通気になってしまい、「住まい」全体を綺麗な空気で充満することができない。
なるべく対角の遠い窓を開けるようにすることと、吸気口の前にモノが置かれていることもおおく、
吸気口周りの障害物をとり除くことも必要だ。
夏と冬では開放する窓を変えたほうが良いこともある。
春秋も別にした方が良いなどと考えはじめるかもしれない。
ともかく、「住まい」にある、空気を動かす機器と器具(窓も含む)を総動員して、
家族皆で実験し経験してみるのが良い。
簡単に家族で楽しみながら、清々しい気分を味わえる家族の遊びと考えてもよい。
注意事項として、換気扇が壊れることがあるが、新しい機種は24時間対応で音も静かになってきたので、
この際自分で取り替えることを考えても良い。
ただし、電気の配線と感電にはよくよく注意して欲しい。
交換必要な換気扇がコンセントに差し込む機具ではない場合には、電気屋さんに頼んでほしい。
これらのことを念頭に置いて、我が家の換気方式を探り出し、バランスの良い換気方法を見つけ出すと、
清々しい「住まい」で生活できるようになる。
今回は以上です。
次回をお楽しみに!
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