TOP に戻る
TOP
新企画
マニアルQ&A
ブログ風談話室
会員制BBS
ラインナップ
リンク
問い合わせ
7のポイント
欠陥住宅検索頻度
欠陥箇所辞典
特選素材
☆☆☆ 【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆
APSS設計事務所 菊池 です。
69・☆ 「シックハウス症候群対策は今益々大切になる!」☆
読み物としても、役に立つものとしてお送りします。
宜しくお願い申し上げます。
欠陥住宅の警告だけなら他のHPで済みます。
どの様にして欠陥になるのか、
また
どうしたら失敗せずに「住まい」を造れるか、
も掲載し、
業界秘話(申込み制)
も提供しています。
◇地球環境に貢献する「住まい」を考えていますか?◇
http://www.apssk.com/meru/kekanmm35.html#A
自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。
前回までのメールマガジンをお読みになりたい方は下記からどうぞ。
◇メールマガジン目次http://www.apssk.com/kekanmeru00.html◇
69・☆ 「シックハウス症候群対策は今益々大切になる!」☆
☆「住宅性能表示制度」、集合住宅、建売をわかりやすく☆
現在この、「住宅性能表示制度」が使われている分野は、集合住宅(マンション)と建売住宅、の分野が多い。
出来合いの住宅を買う場合には住宅の性能が示されているのは、判りやすく選びやすいと言う利点がある。
販売サイドにしても、販売の目玉としての機能を持たせられるため、説明し易く売り込みやすいとの観点からである。
設計事務所の立場から考えると、現実の建築材料の進歩は早く、性能表示機関が承認しえない材料でも、
安くて良いものは沢山あるが、この制度を使用する場合は、この機関の承認した材料を使う必要がある。
このようなところにも、この制度を使い難くしている一因がある。
本音のところで言えば、任意の「住宅性能表示制度」は、役所の天下り先をつくるためと、
この品確法もその範囲に入る法律と言えないこともない。
☆化学物質抑制が急務☆
改正されたのは、品確法が出来た当時には存在しなかった、
一段とVOC(放散性化学物質)に厳しい上級の材料の等級を新しく定め、
より室内の空気環境が綺麗に保たれる様にしたことである。
本当に必要ならば、建築基準法に取り入れて強制力を持たせるのであり、
「住宅性能表示制度」は販売向けの分野だから任意選択の法律として、等級を選択し、
販売しやすく組み合わせて使えるようにした法律であることが、このことからも理解できる。
☆ 「シックハウス症候群」☆
☆ 塗料や接着剤の化学物質が原因☆
大いに問題になった、シックハウスの件に移るが、この件は耐震強度や防火安全性、
施工の簡易性、居住者の快適性の追及等々の前に突然出てきた問題である。
土台や柱に塗る防蟻・防腐剤、不燃や難燃の為の添加剤、
施工を早く・安くする為の接着剤、快適性や省エネの為の断熱材や気密シート、合板、
仕上材のフローリングやビニールクロス及びその接着剤、塗装材料、等々の中に含まれている、
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等のVOC(放散性化学物質/詳細は政府広報やHP参照)や
農薬類が室内に充満し、その空気を呼吸することでVOCを多量に体内に取り込み、体調不良になるのが、
シックハウス症候群と呼ばれる症状で、その症状が酷くなったのを化学物質過敏症と呼んでいる。
このシックハウス症候群を避けるための法律が、シックハウス対策の建築基準法改正であり
前出のように2003年7月1日に施行された法律である。
対策の1つとして内装仕上材の制限で、JIS/JAS旧表示のFc0、E0より上級の建築材料として
F☆☆☆☆(エフフォースタークラス)が登場した。
このF☆☆☆☆建材は以前の最高ランクFc0の建材が放散するホルムアルデヒドの約1/4程度の
放散値となっており、極力放散を抑えることが出来る建材と言える。
このF☆☆☆☆建材を使えば、使用面積の制限を受けずに仕上材として使用が可能になる。
もし仮にF☆☆☆☆より1ランク下のF☆☆☆の建材を使うと、その室の換気量が0.5回/hあるとしても、
床面積の2倍までしかF☆☆☆の建材は使えない、簡単に言えば床と壁1面程度が使用限度となる。
F☆☆☆建材は旧Fc0、E0建材と同等で、以前は比較的放散値の少ない建材であったが、
このF☆☆☆建材でも相当の面積制限を受けることになった。
現在は、ほとんどの建材がF☆☆☆☆認定を受けており、F☆☆☆建材を見つけるのが難しいと言える状況である。
日本の建材メーカーの技術力を持ってすれば、ほとんどVOCを発生しないF☆☆☆☆建材を作るのは、
難しいことではなかったのであり、法律で規制されるまで、作らなかったのは日本のメーカーの怠慢だった。
☆「風に触れる」が最良の健康法☆
このように、化学物質の発生源を極力押えることに主眼を置き、
尚且つ居住者の使う数多くの化学物質(殺虫剤や防虫剤、化粧品に芳香剤、蚊取剤や水虫スプレーのような薬剤など)、
さらにカビ、ダニ、細菌類などのアレルギー原因物質を極力吸い込まないため、
外気を導入し室内空気をきれいにすることを基本に、「換気」も義務付けられた。
換気回数は最低0.5回/hであり、
2時間に最低1回は部屋の空気を全て取り替えるだけの換気量がある換気扇を常時運転し、
換気することが条件となった。
人の健康と建物の健康という点では、冒頭に書いた通り、「住まい」の全てが動く空気(風)に触れていることが、
最良の健康法である。
慣用句としても「風通しの良い組織」とか「風通しの良い家族」などと使われるが、風通しがあることは、
組織や人を良い状態にし、健康に保つ策と昔から考えられていたからである。
この風通しとは昔の「住まい」で風通しの良い家は健康に過ごせたことから出てきたと思えるが、
他にも「風に順う」、「風に付く」など風を味方に付けることで、順調に事が進む諺があり、風を生かすことが、
何事においても重要なことが昔から伝えられている。
「住まい」もいかに動いている空気(風)を利用するかという事が、ポイントになる。
室内でも、床下や屋根裏、壁の中でも空気を滞留させることで、良いことは無いと考えるべきなのである。
☆換気量は節約せず、適度な量で☆
省エネの見地に立つと、風を立てず、なるべく空気を動かさずに、
エネルギーの温存を図った方が良さそうに思える。
しかし、換気量を節約する省エネは、以前に試みられており、見事失敗に終わった経緯がある。
米国で1973年以降のオイルショックの際、
エネルギー節約のためオフィスビルで換気量を従来の1/3程度まで下げて空調をしたことがあり、
それが米国におけるシックビルの一因と言われたのである。
シックビルは1970年代から起こっていた問題であり、米国でのシックビルの件は、
その後2、3年の調査で換気量を従来の水準まで戻して、問題が改善された経過が資料に記されている。
換気はそれほど大切であり、エコや省エネと考えて換気量を減らすと、
重大な健康被害をもたらす可能性が大なのである。エコと考えると良いことだらけのような気がするが、こと、
換気に関しては、換気量の節約はエコや省エネにならないことを、認識しておく必要がある。
☆姉歯問題は確認検査機関の問題でもある。☆
法規を強化した問題としてこの後に姉歯問題が登場する。
この姉歯問題は今まで出てきた問題とは性格を異にする。なぜならば、知らなくて起きた問題ではなく、
一人の建築士が意図的に引き起こした問題だからである。
大きな社会問題になったので、皆さんも御存知だと思うが、概要を言えば、
あるディベロッパーのマンションの構造担当の建築士が、建設コスト削減のために、構造強度を極端に落とし、
マンションの構造設計をしたが、確認申請をした自治体や民間検査機関も気が付かずに、
確認申請のOKをだしてしまい、多量の構造欠陥マンションを造り出したのが姉歯問題だ。
このような問題を防止するために、建築基準法が改正されたが、手続きや図面の手間が増大し、
費用と時間が多量に必要になり、建主の負担も増大したことと、設計事務所や設計士の負担も増え、
天下り先もドサクサに紛れて、増えることになったのも、阪神淡路大震災と同様である。
原因を私流に解釈すれば、姉歯の行為が最大の問題点であることは確かだが、
自治体や特に姉歯の多くの確認申請を担当した、民間検査機関のお粗末さが原因と言える。
民間検査機関もまた、天下り先をつくるための、検査機関の民間解放であったが、
本当に構造の解る人を雇っているかも問題になる。
民間検査機関も検査機関ではなく金儲け機関になっていたのではないかと、反省が大いに必要だと思われる。
今回は以上です。
次回をお楽しみに!
ご意見等をお寄せ下さい。(寄せられたご意見等はこのメールで紹介することがあります。)
お聞きになりたいこと、問い合わせやこの文章の引用等は
http://www.apssk.com/postmail/postmail.html
フォームメールで、APSS設計事務所まで
このメールのサイトを参照する場合は下記をご覧下さい。
http://www.apssk.com/
前頁
目次
次頁