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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


62・「2X4・高気密高断熱の落とし穴。」

 2X4・高気密高断熱の問題点が出てきています。
日経ホームビルダーに、2X4・高気密高断熱の欠陥住宅が特集されていましたので、
今回は雨漏りによる2X4の問題点です。

 ◇地球環境に貢献する「住まい」を考えていますか?◇
http://www.apssk.com/meru/kekanmm35.html#A


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62・「2X4・高気密高断熱の落とし穴。」

 今回は、大手ハウスメーカーで建てて、
8年で構造がグズグズになってしまった2X4が題材です。




日経PBの記事は
◇【木造住宅の躯体が築8年で激しくボロボロに…】
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20080919/526356/

を見て下さい。


 8年程度で、腐朽菌、シロアリに侵されて躯体がぼろぼろになったそうですが、
その原因は、雨漏りだそうで、雨漏りが起こり、壁の中を伝わって、
床下に雨水が流れている場合には、構造の躯体がぼろぼろに侵され、
室内の表面までカビや腐朽が出てこないと、判らない見本例のような物件です。

 2X4は、気密性能が良いことは知られているが、その性能が雨漏りをさせると、
欠点になるのです。

 2X4工法は、2X4部材と合板+断熱材のグラスウールで造られていますが、
屋根やバルコニーから雨漏りした雨水が、合板と合板の間の壁の中を流れるような場合には、
雨水が室内に出てきません。

 このため、雨水は壁の中のグラスウールに保水され、ほとんど乾かず、
腐朽菌とシロアリの住みやすい絶好の環境を作り出してしまいます。

 さらに、合板も水分に弱いため、急速に傷みが進み、
8年程度で考えられないような、ぼろぼろの状態になったようです。


 今の「住まい」は、水分に弱い材や保水性のある断熱材や、パーティクルボード、
MDF、石膏ボード、合板等を建材として多量に使用しているため、雨漏りがあると、
急速に傷みが進み、8年程度で、ぼろぼろの状態になるのです。

 これは、2x4の大きな欠点で、1F床から、壁、2F床、2F壁、屋根と施工してゆくため、
最後に屋根の工事を行い、壁も屋根を工事する前に両面合板を打ちつけるため、
雨漏りがあっても気が付かずに、施工を終える可能性があるのです。

 軸組み在来工法の場合には、柱梁の躯体を組み上げたら直ぐに、
屋根工事をする為、室内側の壁は、仕上げ工事が始まるまで開いていますので、
もし屋根やバルコニーからの雨漏りがあっても、工事期間中に見つけられますので、
楽に補修ができます。

 2X4の場合には、壁の中を通る雨漏りだと見つけることが出来ずに、
完成住宅として引き渡され、誰も気が付かずに5年から10年して、
カビ、腐朽菌、シロアリなどによりぼろぼろにされてから気が付くことになるのです。

 この欠陥は、高気密、高断熱のプレハブ住宅やパネル住宅など、
機械化量産住宅に起こる可能性が高いものです。

 コスト削減と期間短縮を争っている、ハウスメーカーやハウスビルダーの場合には、
雨漏りチェックの暇もなく、工事を完成させるメーカーも多く、
早く建てるのも問題がある施工法なのです。

 建築をするのにはそれなりの期間が必要なのです。
 コストコストを合言葉に、早ければお客にもメリットがあるとのセールストークで、
現場での一品生産品を、車か家具のように、工業生産すれば良くなると考えるのは、
早計です。

 軽量鉄骨住宅やコンクリート住宅でも、あまりに急いだ施工は、問題が沢山出てきますし、
雨漏りが壁の中で起きれば、錆、カビ、腐朽菌、シロアリに侵されて、
 ぼろぼろになる可能性は大です。
建築は日本の風土に合った工法と相応の期間を使って造るのが、
よりベターな造り方と言えます。

 昔は、職人も質が良く余裕もありましたので、2x4やプレハブ、
軽量鉄骨の量産化住宅でも、雨漏りするような建物はほとんどありませんでしたが、
最近は時間に追われ、職人の質も低下し、余裕もなくなり、
雨漏りの可能性も高くなりました。

 そのような状況を考えずに、大メーカーだからと安心したり、
コストが安いからと気に入ったりすると、酷い目にあうことになります。

わが国の風土に合った、
少しゆっくり施工する、在来軸組み工法の良さを見直すのも、
あなたの心のゆとりになります。




今回は以上です。


 次回をお楽しみに!
 ご意見等をお寄せ下さい。(寄せられたご意見等はこのメールで紹介することがあります。)



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