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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


47・「メンテナンスは「価値」を生み出す」



 ◇地球環境に貢献する「住まい」を考えていますか?◇
http://www.apssk.com/meru/kekanmm35.html#A


 自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
 「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。


前回までのメールマガジンをお読みになりたい方は下記からどうぞ。
◇メールマガジン目次http://www.apssk.com/kekanmeru00.html◇



 冬季オリンピックも、荒川 静選手の金メダルで終了し、
終わり良ければと言うことで、めでたしでした。

 スポーツの世界は、期待通りには、なかなかいかないものです。
 世界のTOPアスリートが参加するオリンピックでは、
尚更かも知れませんがちょっと、寂しい結果でした。

 建築の世界は期待通りに出来てもらわなくては困るのですが、
散々な欠陥住宅との結果になる場合もあり、不安が付きまとうものです。

 他人任せにするのが、欠陥住宅になる大きな原因の一つですので、
積極的に参加して、よく見ることが大切です。



47・「メンテナンスは「価値」を生み出す」本題です



 さて、今回はメンテナンスの話です。

一戸建てやマンションでも、最近は品確法の10年保証が施行されて、
 定着してきたようで、安心している人が多いようだ。
 安心していると姉歯問題のような、保証なんかでは考えられない、
異常な欠陥が起こることになる。

 品確法http://www.bekkoame.ne.jp/ro/apssk/sannsya/hinkaku1.html
では、構造体や雨漏れに関しては、
新築物件ならば10年保証してくれるが、外部仕上や内装、
設備等に関しては、品確法にはあてはまらず二年程度の保証が普通だ。

 外部も内部もほっておけば、傷むのは当然であり、
適度にメンテナンスすることで、綺麗に保たれ価値を継続する。

 マンションでは、修繕積立金として徴収し、
共用部分の修繕に備えているが、専用部分は個人任せの場合が多い。
 一戸建ては、ほとんど何もせずに5年、10年置いておく場合が多く、
劣化の度合いが激しい。

 メンテナンスの考え方は、建物のライフサイクルに合わせて考え、
2年、4年、8年、16(15)年、32(30)年、のサイクルで考えると良い。
2のn乗倍のため、重複してメンテナンスが出来る。

2年目、サッシュの調整、空調や床暖房、厨房の機器類、のチェック

4年目、屋根や外壁周りのチェック、雨漏りの確認

8年目、外部:屋根、外壁の塗装の塗り直し、コーキングのチェックや取替え、
   内部:塗装や壁紙の補修及び張替え塗り直し、建具の点検と補修、
   給排水衛生ガス電気設備の点検等が必要

16(15)年目、外部:屋根補修及び葺き替え、外壁の補修及び張替え、
   モルタルの補修及び塗装塗替え、建具の点検、
   内部:壁紙張替え、床補修及び塗装、給排水衛生ガス電気設備補修、
   配管補修及び取替え、設備器機の補修及び取替え等が必要

32(30)年目、外部:屋根コロニアル葺き替え、外壁のサイディング張替え、
   モルタルの補修と塗装又はサイディング張、建具の補修及び取替え、
   内部:PB補修又は取替え、床補修又は取り替え、
   断熱材の補修又は取り替え、配管取り替え、
給排水衛生ガス電気設備補修及び取り替え、
   設備器機の補修及び取り替え、躯体の点検補修等が必要

60年経つと、躯体の補修や一部取替え、
全面的な改修や建て替えも必要になる場合がある。

 これらのメンテナンスサイクルを考えた場合、普段の補修が意味を持つ。
 普段から「住まい」の点検を心がけ、メンテナンスしていれば、
傷みは少なく、節目の点検や補修も大事にならずに済む。

 我が国の場合、棚や押入れ改造や小規模改修はするが、
屋根や壁のメンテナンスは、ほとんど注意されず、
忘れ去られていることも多く、後でまとめてやる為大変なことになる。

 イギリスでは一般人の収入が多くないこともあって、
メンテナンスは自分でやる。

 そのため、一般人の趣味にもなっている。
 家の中の補修工事をやり始めると、
創作意欲が疼きだすもので、メンテナンスが楽しくなる。

 さらに、古くからの様式建築として確立されている「住まい」も多く、
自分の好みの様式建築の家具や小物を集めたりすると、
より楽しみが増すので、メンテナンスにも気合が入ることになる。

 イギリスの一般の人々は、こんな楽しい事を、
お金を払って業者にやらせるなんて信じられないと言う。

 楽しいだけではなく、「住まい」の価値の低下も防げ、
一石二鳥にも三鳥にもなる趣味を手放す人の気が知れないと言うことだ。

 我が国でも、少し前まで皆が結構日曜大工でメンテナンスをしていた。
 しかし最近、ホームセンターは流行っているものの、
「住まい」全体のメンテナンスに役立つほど材料が揃ってない。

 しかし、ヤル気とセンスがあれば、ホームセンターやインターネットで、

ある程度の加工をしてもらうことも出来る。

 「住まい」を持った人全員が趣味に出来るとは思わないが、
より多くの人達が楽しみを見つけ出すことは可能だと思う。

 我が国の人口減少や中国や東南アジアの経済発展により、
今後は、中流層の所得低下が予測され、スクラップアンドビルド方式は、
大幅に減ってくる。

 また、車同様に中古市場が広がってゆくのは目に見えているので、
今からメンテナンスに力を入れておけば、
「住まい」の価値の低下を少なく抑えられる。

 楽しみと、価値を与えてくれる趣味をむざむざ見逃し、
老後はやる事がないと嘆いている多くの人達に、
「住まい」のメンテナンスは、考えてもらいたい「もの」の一つと言える。

 何よりも「もの」を造り出すのは、魅力的なことであり、
クリエイティブな思考を刺激し、体も使うので適度な運動にもなり、
健康にとても良い。

 頭もかなり使わなければならないので、
この面でも長く元気に過ごせる源になる。

 もし、趣味の一つとして「住まい」のメンテナンスを、
取り入れるつもりのある人には、
「撮影検査記録マニアル」で、工事中の写真を記録しておけば、
見えない部分をチェックすることができ、大いに役に立つ。

「撮影検査記録マニアル」
☆「撮影検査記録マニアル」http://www.apssk.com/price.html
については上記をご覧下さい。




今回は以上です。



 次回をお楽しみに!
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