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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


40・「化学物質も自分でチェックし、素敵な家に!」



 ◇地球環境に貢献する「住まい」を考えていますか?◇
http://www.apssk.com/meru/kekanmm35.html#A


 自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
 「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。


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◇メールマガジン目次http://www.apssk.com/kekanmeru00.html◇



40・「化学物質も自分でチェックし、素敵な家に!」本題です


 今回は2003年7月に「シックハウス関連法」が施行され、
その後の状況についてです。

 シックハウス関係団体などから、
「シックハウス関連法」施行後の報告がきています。
 関連法施行後、シックハウス全般対する相談は減っている、
しかし個別の症状に対する相談は増えているそうです。
 
 この事態が何を示すのかおわかりでしょうか?
全体的にはシックハウスの認識も広まり、
施工業者も建て主も注意するようになったが、
法的に規制されたVOC(放散性化学物質)以外の
代替化学物質がふえていることが考えられます。

 ちなみに現在放散濃度が規制および指針値がだされている
13の化学物質と、その規制および指針値を示します。

表: 室内濃度指針値




 これらの化学物質は規制および指針値の対象になっていますので、
今つくられている建材や家庭用品に使われることは、ほとんど無いか、
使われても、とても少量になってきました。
 しかし、この表を見てもお解りのように、防腐剤、防虫剤、可塑剤、
希釈材として使われている材料ですので、
現代の社会生活には切り離せない化学物質なのです。

 電気蚊取り線香や噴射式殺虫材、トイレの芳香剤、洗濯の漂白剤、
化粧品の防腐剤に芳香剤、伸びをよくする可塑剤、
室内の臭い取りの為の脱臭剤、タンスの防虫剤、
考え始めればきりが無く思い浮かびますし、
化学物質が多様に使用されていることが解かります。

 建材も同様で、合板や集成材の接着剤には防腐剤として、
プラスチック製品の可塑剤や原材料として、
ビニールクロスの可塑剤や、接着材の防腐剤、
左官材料でも接着剤の防腐材や可塑剤として
使用されることがあるのです。

 このように、化学物質は生活のあちらこちらに、
無限に使われていると言っても過言ではないでしょう。
 したがって、化学物質無しの生活はまず考えられないことですので、
人に対する害が少なく、なるべく安価な物質を探し出すのが、
化学の世界の責任になっている感があります。

 建材内部の化学物質も形を変えることはあっても、
なくなることはありません。
 自然由来の防腐剤や防虫剤ならば、問題ないと考えるのも早計です。

 人の体は千差万別で、防腐剤や防虫剤に使う自然物抽出の物質も
結局は化学物質と同様なのです。

 キノコの毒、ふぐの毒などにあたって死ぬ人が毎年いますが、
自然物質の中の化学物質も
工業製品の化学物質と同様の働きをすることが解かると思います。
 木が虫や細菌を寄せ付けないように生きていられるのも、
自ら化学物質を放散し、害になるものは寄せ付けず、
益になるものだけを、引き付けるようにしているのです。

 人類の歴史をよく考えてみると、病に対処するため、
薬草を真似して化学物質を作り出したことに思い当たります。
 ペニシリンは、カビから作られましたし、
予防接種薬は細菌自体から工夫されました。

 昔は薬師が薬を薬草から調合していたのですが、
薬師に代わって現代では、
科学者が化学物質を調合して薬を作り出しているのです。

 シックハウス症や化学物質過敏症は、
多量の薬の副作用と同様なアレルギー作用なのです。
 化学物質の場合純粋に作用する物質を取り出していますので、
毒性も強く毒物被害になると、直り難いのですが、
自然物質由来の薬(漢方の類)場合には、
純度が低い為、たとえ薬物の毒により、
中毒症状が起こったとしても、軽めで直りやすいのかもしれません。

 社会生活を便利にするために、作られた化学物質ですが、
我が国の現状は、少し使いすぎと言えます。
 家庭内の化学物質は上記で示しましたが、屋外には車の排気ガスや
工場の排煙に廃液、アスファルトの残留物質、杉やブタクサの花粉、
オフィスでもパソコンの放散物質やコピー、FAXからの発散、
トイレの防臭剤に防菌剤等など、いたるところに化学物質は存在しており、
少し高濃度の化学物質の場所が、
シックハウス症や化学物質過敏症の引き鉄になるのです。

 現在の住宅は、一戸建てもマンションでも気密性が高くなっています。
 人体の物質摂取量の80%以上(重量比率)は空気からですので、
化学物質を含んだ空気を、毎日多量に摂取していることは否定できません。
いかに化学物質の量を減らすかが課題ですが、方法は二つだけです。

一、化学物質の放散の少ない場所にいる。
二、化学物質の存在する空気を外気で希釈する。

「シックハウス関連法」のF☆☆☆☆規制は、一、にあたり、
24時間換気が二、にあたりますが、この様な重要な問題は、
人負かせにせずに、自分でも一緒に考え決める必要があります。

 特にアレルギーがある人や家族は、
人によって、影響を受ける対象が全く異なります、工業製品は当然ですが、
自然物の建材でも一品づつチェックし、
自分にまたは家族に合うかを臭いや感じで検査する必要があります。

 このチェックを怠り、シックハウス症や化学物質過敏症になると、
最終的に保証は受けられるかも知れませんが、
体の負担や家族への負担は金銭に換え難い負担になり、
時間的にも不快の日々を長期間過すことになりかねません。


 関連の記事をご覧下さい。
日刊工業新聞・☆持つべきは「健康に過ごす家」
☆http://www.bekkoame.ne.jp/ro/apssk/kougyou/03jul18a.html




今回は以上です。



 次回をお楽しみに!
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