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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】          ☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


36・「竣工後のミスで欠陥住宅に!」


 自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
 「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。


前回までのメールマガジンをお読みになりたい方は下記からどうぞ。
◇メールマガジン目次http://www.apssk.com/kekanmeru00.html◇








36・「竣工後のミスで欠陥住宅に!」の本題です。


 
 現在、「いい家がほしい」との本を書いた、
「いい家」をつくる会(以下「いい家会」と略す)の掲示板で、
竣工後の欠陥住宅が問題になっている。

 詳しくはこちらのhttp://www.ii-ie.com/cgi-local/wwwlng.cgi
「わが家は、欠陥住宅!」等をご覧戴きたい。


 ざっと内容を要約してみる。
 やよいさん一家は「住まい」を建てることにし、
勉強していたら「いい家が欲しい」との著作にめぐり合い、
その著者松井氏に連絡をとり、「住まい」の件を相談したら、
同じSC(ソーラーサーキット)工法を使っており、
「いい家会」の会員でもあったT建設を紹介されたのです。

 松井氏もマツミ建設との施工会社の社長でもあるので、
マツミ建設でも施工を受けるのですが、
今回は地域性を考えてのことだと思いますが、
やよいさん一家の近くのT建設を松井氏が紹介したのです。

 その後何があったのか事情はよく判りませんが、
T建設は「いい家会」を除名になり、同じSC工法で施工するグループの、
「家づくり援護会」の推薦を受けるようになっていたのですが、
その移動はやよいさん一家の「住まい」を造っている最中だったようです。

 T建設でのやよいさん一家の「住まい」造りは、
多分順調に行なわれたのだと思いますが、
その間の事情はよく判りません。

 ともかく竣工し、引渡しを受け数ヶ月経過した時期に、アメリカシロヒトリ
(アメリカシロヒトリに関してはこちらをhttp://www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/shirohitori.html)
が屋根裏に発生し、大量の蛾が乱舞したのです。

 やよいさんはT建設に対策を求めて連絡し、
T建設の監督も消毒業者と駆けつけてきて、蛾の確認をし、
クレゾール液で屋根裏を中心に消毒をしたのでした。

クレゾール液の匂いは強烈で、
バルサンやフマキラー等の使用を禁止していた、
健康をうたった「住まい」は、
一瞬にして化学物質まみれの「住まい」と化したのです。

 T建設が蒸散式殺虫剤の使用禁止を伝えていたのですが、
自らクレゾール液を多量に噴霧し、蛾を駆除しようとしたのです。
 しかし、蛾の駆除はほとんど出来ずに、
クレゾールの放散だけが残ったのです。
(クレゾールに関してはこちらをhttp://www.yoshida-pharm.com/text/05/5_2_4_1.html)

 このクレゾールの噴霧により、健康に配慮した「住まい」は一瞬にして、
化学物質の充満する欠陥住宅に変貌したのです。
 クレゾールは現状では病院でも、下水や排泄物の消毒にしか使わない、
きわめて毒性の強い消毒液なのです。

 SCの「住まい」は気密性が高く、上手に使えば健康住宅にもなるはずですが、
バルサンやフマキラー等の使用も禁止しているように、使い方を間違うと、
一転化学物質過敏症を作り出す「住まい」にもなりかねないのです。

 どんな良い「住まい」でも、良い効果がある反面、
欠点も持っていると考えなければいけません。

 このT建設が作り出した、クレゾールによる欠陥住宅は、
 脱臭の為の工事を3ヶ月程度も施したのですが、
やよいさん一家が許容できる「住まい」には程遠く、
欠陥住宅の御多聞にもれず、時間経過と共にT建設の対応が悪くなり、
現在では、対立する状況になってしまったのです。

 クレゾール液の為、化学物質過敏症になってしまった、
やよいさん一家が住める状態ではなくなってしまった「住まい」は、
未だに改善されず、その後のT建設の対応も悪化し、
調停を行ってもらうように、調停の場に提訴しても、
調停委員達が業者よりと思へ、やよいさん一家はこの調停を断り、
裁判を視野に入れながら、
「いい家会」の松井氏の応援を受け、T建設の改心を信じ、
いい家会の伝言板やその他のメディア等に、協力を呼びかけているのが、
やよいさん一家の現状のようです。

 今までも、欠陥住宅の経過をいろいろと伝えてきましたが、
化学物質による欠陥住宅の場合、立証等難しい問題も多く、
日本の裁判は必ずしも被害者の味方になるとは限りません。
 さらに、時間がかかりますし、費用も必要になります。

 化学物質による欠陥住宅の場合には、
家族が化学物質過敏症やシックハウス症等になり、
肉体的には苦痛が伴い、精神的にも負担が重く、
裁判を戦うには最悪の欠陥住宅と言えます。 

 この欠陥住宅の今後の経緯を見守ってゆきたいと思いますが、
 今回の欠陥住宅での良い対処方法は、
「いい家会」がやよいさん宅を引き取り、
やよいさん一家に新しい「住まい」を提供し、
やよいさん一家と共同してT建設と戦うことではないかと思います。

 T建設は「いい家会」の会員だった時に紹介した建設会社ですし、
「いい家会」に迷惑をかけています、「いい家会」の名誉もあるでしょう。

 さらに重要なことは、やよいさん一家の負担が大幅に軽減されることです。
企業と個人とが争う裁判では、個人の負担はとても大きく、
そこにつけこまれることも多く、対等な争いになりません。

 ともかくやよいさん一家の御健康の回復をお祈り申し上げます。

 また、高気密住宅にお住まいの方は、御自身で使う、
殺虫剤や防虫剤、芳香剤、スプレー式薬剤や整髪料、家具等にも、
十分注意をし、換気もしっかりすることをおすすめ致します。


 素晴らしい夏休みをお過ごし下さい。


今回は以上です。



 次回をお楽しみに!
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