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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


34・「工業化(プレハブ化)に耐久性を期待するのは無理」

 二部・欠陥住宅の現場写真:




 自分で「住まい」造りを考えるための知識を、
メールマガジン(MM)としてお送りしています。
 「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。


前回までのメールマガジンをお読みになりたい方は下記からどうぞ。
◇メールマガジン目次◇





第一部 
34・「工業化(プレハブ化)に耐久性を期待するのは無理」の本題です。


 
 今回は、欠陥住宅の原因の一つを取り上げてみました。
 また、環境に貢献する「住まい」の造り方も提案しています。
 
 
 ☆「欠陥住宅がなぜ生まれるのか」お判りでしょうか?

 「住まい」造を、経済活動にしてしまった影響が大なのです。
 ハウスメーカーやプレハブ会社が一概に悪いとは言いませんが、
一つの敷地でしか造れない、「住まい」を工場生産が可能だとばかりに、
プレハブ化やユニット化にして、
大量に良いものを多くの人達に提供しようとしたのです。

 この思想は良かったのですが、「住まい」やビルはどんなに工業化をしても、
現場で職人が造らなければならない部分が残り、同じ敷地もありませんし、
同じ設計に満足する人も少ないため、結局中途半端な工業化でしかないのです。

 しかし、工業化により、安くて質の良い住宅が手に入るとの宣伝だけは、
工業製品があふれているわが国の現状では、
簡単に人々の心を捉えました。
 その幻想を上手く操るハウスメーカーが出てきて、
欠陥住宅が多く世に出始めたのでした。

 そのような、見栄えはよく費用は安く作り出された住宅では、
欠陥住宅が出来ないのが不思議なのです。

 「住まい」の場合、部分的な工業化は可能ですが、現場での作業は無くなりません。
 したがって、安さを売り物にする住宅では、
耐久性や安全性が犠牲にされることが当然のように行われたのです。

 工業製品でも50年、100年と長く愛用され、使い続けられる製品はあります。
 腕時計やカメラ、家具などで、メンテナンスや修理をしっかりしていた製品は、
長い年月を保ち、親しまれ、愛用されてきましたが、
新品を買う以上にメンテナンスや修理に、
費用を投じてきたのも事実なのです。
 「安くても一生懸命造りますから、長持ちします」との発想は幻想です。

 長年親しまれる為には、昔から安物ではなく良いもののみが愛着を受け、
大切にされ、メンテナンスや修理の対象となり、
今日でも、価値ある愛用品として大事にされる製品となるのです。
 時間が経過したことで、お宝としての価値が生ずることもあります。

 お買い得な「住まい」でもメンテナンスや修理をすれば保つことは出来ますが、
古さが重厚感を増し空間を引き立てるようになることはありません。

 「住まい」で本当の意味で、良いものを造ろうとすると、
材料の吟味から始まり、全ての工程で拘りの仕事が必要になる為、
費用が幾らかかるか分らないほど、高価な「住まい」になることを、
覚悟しなければなりません。

 天井知らずの費用が必要な「住まい」を造ることは、ほとんど不可能です。
 だからと言って、20-30年で使い物にならなくなる「住まい」を造っていたのでは、
経済的にも無駄ですし、環境に対しても悪影響を与えていることになります。

 唯一、それほど費用もかけずに、本物の「住まい」を手に入れる方法があります。
それが、古い民家を活かし、新再生、再利用する方法なのです。

 欠陥住宅などと言う、まやかしの問題を心配する必要もなく、
(民家再生に携わることが出来る大工は、技量が無ければできません。)
誇らしい「住まい」が出来るのを、わくわくしながら一緒に考え、
楽しみ、気に入れば自分で「住まい」創りに加わることも可能なのが、
民家の新再生、再利用の「住まい」創りなのです。

 自宅が古い民家か同様の住宅である場合は、
使用してある部材が無垢の太い木材が使われており、
愛着も歴史も積み重なった材料になっています。
 この民家の古い無垢材を生かして、使い勝手も住み心地も良い、
新しい「住まい」に再生することが出来るのです。
 自宅が古民家でない場合でも、破棄される古民家を買い取り、
活かすことで、民家の新再生「住まい」に住むことが出来ます。


 この民家の新再生、再利用の「住まい」創りを、
apssは「住まい」創りのプロジェクトとしてスタートさせました。

 地球の環境にも貢献し、住み心地も、使い勝手も現代流になり、
愛着と誇りがもてる、そして家族の歴史も取り込んだ、
「住まい」創りに、apss設計事務所が取り組むことに致しました。

 ご興味をお持ちの方は、下記をご覧になり、
メールを戴ければ、幸いと考えております。

http://www.apssk.com/tbkikaku.htmll


 第二部・欠陥住宅現場写真
A邸・「裁判を起こすのは簡単」の現場写真、躯体の酷さが全ての欠陥をつくり出す。


A邸・欠陥住宅の根源、躯体精度の悪さ(梁の頭がバラバラ)


梁と梁の天端(上の面)が揃わない


梁と梁の仕口が外れかけ


スチールバンドと角材で補強の梁と、意味不明なつっかえ棒


各所に、スチールバンドと角材で補強の梁が散在


ホゾが合わずに、釘で打ちつけた小屋束


無理に打付けた床は歪み、巾木を合わせられず隙間が開く


怪しげな継手、釘だけで繋がっている可能性アリ


クサビで補強した棟や母屋、小屋束は位置が合わず、躯体の精度最悪


和室の壁の隙間、右が開き、左は正常、右と左の躯体のレベルの違いが影響


バルコニーの床下地材を屋根裏から見ると、ケイカル板(不燃材)が無く合板二枚


筋違い(斜め材)の接合は釘二本(金物が必要)

 画像が見えない場合はこちらをご覧ください。
http://www.apssk.com/meru/kekanmm34.html




今回は以上です。



 次回をお楽しみに!
 ご意見等をお寄せ下さい。(寄せられたご意見等はこのメールで紹介することがあります。)



メールは
admini@apssk.com
APSS設計事務所 

このメールのサイトを参照する場合は下記をご覧下さい。
http://www.apssk.com/




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