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☆☆☆         【自分で防ぐ欠陥住宅】☆☆☆
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APSS設計事務所  菊池 です。


11・「自治体(県市等)の土地造成も安心できない」


【自分で防ぐ欠陥住宅】です。
 自分で欠陥住宅を防ぐための知識を、メールマガジン(MM)としてお送りします。
 「住まい」造りに役に立つMMですので、楽しみながらお読み下さい。


 2005年の5回目です。


 今回は、自治体がからむ欠陥住宅と、造成工事とにかかわる問題です。
 東京近郊のベットタウンになっている市の崖地に建つTさんの「住まい」は、
2,3年前から「住まい」が少しづつ傾き始めているのに気がつきました。
 もう建築後20年以上になる建物ですが、急に住宅が傾き始めパチンコ玉が一定方向に、
勢いよくころがるようになってきたのです。






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 自治体がからむ欠陥住宅と、造成工事とにかかわる問題のつづきです。

 今回の欠陥住宅と造成工事で、事をややこしくしているのは、この住宅の敷地が、
この住宅が建つ市が関係する宅地開発公社が造成したものだったからです。

 欠陥住宅になった原因は、造成工事の杜撰さだったのですが、
「住まい」に問題が出てきたのは、ここ2,3年のことで、それまでは問題が無かったのです。

 2,3年前にこのTさんの敷地の擁壁の下から泥がはみ出してきたのです。
泥は、市所有の道路の部分にまで出てきたので、市でこの泥を撤去したところ、
Tさん所有の土地の擁壁が傾き出し、敷地が傾き「住まい」も傾いてしまったのです。
 市関連の開発公社が工事をした擁壁を調べてみると、
擁壁の杜撰な工事が見つかったのです。

 この擁壁は、見た目には普通の間知石積の擁壁に見えましたが、
実際には擁壁の底部が安定した地盤まで届いておらず、
全く不安定な欠陥擁壁工事だったのです。
 市関連の公社が造成した土地だとして、安心して購入したTさんは、
その土地に「住まい」を建てて20数年暮してきたのですが、長年の歳月で地震や台風、
風雨により杜撰工事部分が徐々に破綻して、泥が流れ出し敷地が傾くようになったのでした。

 そこで、Tさんは市に掛け合いに行ったのですが、
バブル崩壊後に市関連団体の開発公社は消滅しており、
すでに市の問題とは言えないと回答し、時間も経っているので、
市としては、どうすることも出来ないとの回答を繰り返し言うばかりなのです。

 この問題は、Tさんの情報提供によりTBSの噂の東京マガジン2004年6月13日に、
取り上げられ、建築士の調査も行われ、大変に危険な状態になっているので、
大規模に補修をするか避難して安全な場所に住む必要があるとの結果も出たのですが、
最終的な市側の対応はやはり市で補修工事することは出来ない、
との回答が再度出されたのでした。
 大手企業でも地方自治体のような法律を守るのが当然の団体でも欠陥工事があるとすれば、
私たちは何を目標に安全を求めればよいのでしょうか?

 結論から言えば、1品生産の現場では、ブランドや自治体ですら問題を起こすことがあり、
その欠陥品を入手してしまうと、後から必ず問題が発生するのです。

 それを回避するためには、大手ハウスメーカーや自治体関連団体の物件と言えども、
掘り出し物に手を出さないことなのです。
 土地や家には掘り出し物は存在しません。
 安い場合には何かの理由があります。
その理由に納得できる場合には、手に入れても良いでしょう。

 また、掘り出し物を手に入れる場合には、専門家のコンサルタントにチェックしてもらい、
2重3重の検査やチェックをして安全を確かめてからにするべきなのです。
このような厳格な検査やチェックをし、不良部分を補修するのには、
結局費用が沢山かかりますので、掘り出し物にはならなくなります。

 最近、格安のハウスメーカーで「住まい」を造る人が増えていますが、
トラブルや裁判も増えているようです。
 敷地にしても「住まい」にしても、前記のように掘り出し物はありません。

 格安のハウスメーカーの「住まい」もそれなりの理由があります。
 一つは企画住宅でないと、その特徴を発揮できないのです。
 注文住宅と言う名の企画住宅だと思うのが良いでしょう、
変更やオプションはとても高くつきますし、問題を起こす可能性が高くなります。

 また、人手をなるべく使わないようにしていますので、
 企画通りの「住まい」を造る場合でもチェックが不足しますので、注文者が自分でよく勉強し、
何度もチェックをする必要があります。
 このような手間隙を惜しまない方ならば、格安の「住まい」も手に入ると思いますが、
それらをせずに簡単に格安住宅を手に入れようとすると、欠陥住宅をつかまされたり、
費用の問題が生じたりするのです。
 十分注意して対応するようにしてください。



 2005年、第5回目は以上です。

 次回をお楽しみに!


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