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人類は滅びの笛を吹き始めた!!!
人類は滅びの笛を吹き始めた
人類は滅びの笛を吹き始めた!!!
私は化学物質です。自然界に存在するものもありますが、近頃はほとんどが人が造りだしたものです。
私が生み出された最大の目的は、病気の治療用すなわち薬や塗料、殺虫剤等人に役立つ材料として生み出されました。
私のおかげで、人の命は飛躍的に延び、人口も大幅に増加しました。もちろん人口増加の原因は他にもありますが、私が多大に貢献したことは間違いありません。
人口の推移を紀元あたりから見てみますと、紀元頃は2億人程度が地球上の住人でした。
地球の気候の変動による食物事情と流行病や戦争により変化はあったものの、きわめて緩やかな人口増加が続き、18世紀の後半の産業革命に入る前までに世界の総人口は7億人程度までになりました。
その間は1800年間で3.5倍程度の人口の増加率でした。
現在の人口増加率は1.33%/年程の急増です。18世紀の後半から2000年までの200年間ほどで実に7倍強の60億人に地球の人口は達したのです。
ここ200年ほどの人口の増加率はそれ以前の1800年間に比べますと、実に18倍以上の爆発的人口増加率となっていたのです。主な原因の1つは、平均寿命の増大です。1950年代前半までの世界の平均寿命は約40歳前半であったのが、1990年代後半には約60歳半ばまで激増し、平均寿命だけでも50年間で5割の人口増と言える状況になったのです。
この人が長生きする為の下地になったのが、私たち化学物質のなかの薬のおかげなのです。
薬と言うのは元来人にとって毒です。自然界には毒を造りだし、その毒によって身を守っている動植物が沢山存在します。有名なところでは、蜂や蟻、コブラにふぐやトリカブトなど数え上げればきりがありません。
この毒で多くの生き物が身を守っていますが、この毒を利用して細菌等は殺しても母体に被害を出さないように調整したのが薬です。したがって、多用や複合で使うときには副作用や薬害に襲われることを覚悟しなければなりません。
自然界で造り出された毒は、少なくとも造り出す生き物が居ますので、造り出す本人には影響が出ないような毒を造りますが、人が造り出す場合は自分自身にも影響のある毒を造り出してしまうのです。
戦争によって多くの化学物質が造り出されたことはご存じだと思いますが、正にこの動機が人を殺すための毒の創作だったのです。戦争によって造り出された毒を薬に転用しているものも沢山ありますし、本来の薬として造り出されたものも、元々は毒ですので、多量に使用すれば大きな影響を受けることは当然のことです。
さらに、自然界で造り出される毒は、長い年月をかけて造り出されてきますので、それこそ自然に対してよけいな影響が出ないような(必要のないものまでは殺さない)配慮がなされています。
自然界の毒はどの様な毒であっても、毒消しが存在するようにできていたのです。
しかし、人は短期間に毒を造り上げました。多少の期間人体実験もしたでしょうが、長年に渡る影響は全く知りようがありません。50年前にできた薬は50年のデーターの蓄積しかありません。
人体だけでなく、自然界に対しては、なにも試験も実験もできてない状況だったのです。
有機化学物質のほとんどは、その毒素の蓄積の影響が生殖機能へと徐々に現れてきています。
人類の天敵は私たち化学物質なのです。本来天敵は自分の生存の為に相手を刺殺したり捕食したりするのですが、私たちは人が造り上げた物質です。天敵は人類自身と言うことになります。
現在の人口予測では、世界の人口は2100年頃には100億人を突破し、2200年頃に110億人程度で安定する予測が一般的です。しかし、農用地の増加可能面積や家畜食料の増加や熱源の増加を考えると現在の世界総人口60億人の5割り増し90億人程度が限度ではないかと考えています。
その根拠は私たち化学物質による生殖機能の低下や損傷です。
実際にワニのペニスが1/3に縮小したり、港の雌の巻き貝に男性器が生えたり、世界的に若い男性の精子の減少が報告されています。
これらの事実が人類の滅びの笛でなくてなんでありましょう。
動植物は、一定の地域に同種類の生物が生存しすぎると自然淘汰を起こすことは、生き物の法則として人々に良く知られています。人の生殖能力の低下は自然淘汰の引き金かもしれません。
人類は自分で滅びの笛を吹き始めたのです。!!!
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